この記事は2/10に書いていますが、関東地方は雪だそうですね^^;
大阪も時々降るところは降るみたいですが、私が住んでいる地域はほとんど雪は降りません。子供達と雪で遊んだりしてみたいのですが、どうやら雪で遊ぶことはないまま成長していきそうです…。
新しい舞扇は…
新品の舞扇、届いたらちょっとテンション上がったりしませんか?
私は職人さんに直接作成を依頼したりお客様に販売する側ですので、日々新品舞扇に囲まれているのですが、時々お客様からこんなお声をいただきます。
「新しい扇は固いわ」
「子供に持たせるのにはちょっと開閉しにくいんですけど…」
なかなかこれも難しいお言葉で、舞扇の要(かなめ)部分が多少ゆるければ開閉も楽になりますが、それはそれでお客様から「もっと固くして」と言われたりしますし(笑)
基本的には職人さんは何十年もお願いしているベテランの方で、しっかりと締めた状態で仕上げてくれますので、「緩く作ってください」とはこちらから言えません。加減も個人個人で違うので伝えられませんし…。
ということは、新しく出来上がった舞扇は、作り手さんではなく使用する側で何とか馴染ませていくしかありません。
馴染ませるコツをご紹介!
お使いになるうちに自然と手に馴染んでいくものですが、少しでも早く馴染んでいただけるコツを私からご紹介させていただきます(^^)
まずは原始的な方法ですが、
何度も何度も開いたり閉じたりを繰り返す
方法。
多少時間はかかりますが、一番この方法が確実です。
ご自宅でテレビでも見ながらのんびりと開けたり閉じたりを繰り返しましょう♪
その際、早く舞扇を閉じるのは厳禁ですよ!(´゚д゚`)
新しく作った舞扇はまだ紙にクセがついてませんので、無理に急いで閉じようとすると、地折れ(地紙が裏側にペコっと入ってしまう状態)しやすくなります!
地折れは初心者がするものと思われがちですが、そんなことはありません。誰が閉じても新しい舞扇の場合は、急いで閉じるとたった1回目の開閉で地折れします( ノД`)
なので、ゆっくりと開閉をお願いします。閉じる際の紙のクセがしっかりとつけば、パパパっと閉じる動作をしてもスムーズに閉じてくれると思いますので。
赤ちゃん用のパウダーでもOK
別の方法で、赤ちゃんのお肌にパンパンっとはたいて着けるシッカロールと呼ばれるパウダーを着ける方法もあります♪
白い粉のやつです。赤ちゃんの敏感なお肌にもサラサラっと染み込んでくれる優しいパウダー。
あのシッカロールを舞扇の要の部分からパフパフっと扇の骨につけます。
すると滑りがよくなりますし、開閉もスムーズになります(^^)
ただし、スムーズに開閉しやすくなるというだけで、まだ紙にクセはついてませんので、やはり何度かはゆっくりと開閉してみてください。
新品の扇は比較的固いのと、高齢者や小さなお子様だとなかなか力が必要な時もあると思いますので、そんな時はシッカロールの粉を軽く骨に振ってもらうのがオススメですよ♪
白い粉ですが、タオルなどで拭くと目立たなくなりますので、黒ヌリや朱ヌリなどの骨に振ってもらっても大丈夫です。
無理やり開閉しようとすると、やはり変な方向に紙が入る可能性もありますので…。
まとめ
本日は舞扇、特に新しい舞扇を開閉しやすくなるコツをお伝えしました。
・何度もゆっくりと開閉して紙にクセをつける
・シッカロールを骨につける
到着を楽しみにして購入いただいた舞扇、何人もの職人さんの手を渡って一本一本丁寧に作られた舞扇、できる限り大切に長く愛用していただければと思いますm(__)m
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