先日、新しいぞうりを探しに、履物の問屋さんが並ぶ街に行ってきました。
もう10年以上直接自分で見に行ってませんでしたが…恐ろしいですね。
あれだけ活気があった問屋街が、ほぼほぼお店をたたんでしまっていて、シャッターもほとんど降りたままになっていました。
昔の問屋街は…
10年以上前に見た時は、その通りに20店以上の履物屋さんが並んでいました。
道の両側にズラ~っと並んでいて。
その日に出荷するんでしょうね、お店に置けないから、何箱もの段ボールにぞうりを詰めてましたし、その段ボールが山積みになって道路脇にバンバン置かれてましたから(^^;
お店の人が汗だくになりながら段ボールを積んでいた光景を何度も目にしました。
履物だけで何箱もですよ!ぞうりや下駄、雪駄などの履物だけで日々何箱も大きな段ボールに詰めて、それを毎日夕方に運送会社が取りにきて配送する…そんな光景が当たり前にあったんですけどね。
それが先日見るともうお店も5つあるかどうかの寂しい状態…。
平田照樹堂の扱うような踊り用、着物用の履物を置いてくれているのは歩いて見た中では2店だけ。
一般の方への販売はしていないんですけど、かなりの数のお店が閉店しているようです(/_;)
職人さんの減少、需要も少なく…
お店の人と少しお話しましたが、やはり履物の業界も作る職人さんの数がかなり減っているみたいです。鼻緒を作る職人さんもいないようですし。
舞扇を作る職人さんもかなり少なくなっていますが、どこでも今や”手作業”の昔ながらの職人さんは年々少なくなっていますので(._.)
まぁかくいう平田照樹堂もいつまで営業できるか分かりませんが…。
私達も注文が入らないことには、モノを作る依頼も職人さんにできませんし、職人さんからすれば、なかなか依頼もないと、生活もありますしやはり廃業してしまいますので…。
実際舞踊の商品を取り扱うお店もどんどん減っていますし、なかなか難しいんですよね…。
新ぞうり、入荷しました!
愚痴ってばかりいても仕方ないので、気分を変えていきますよ~(^^)/
少なくなってしまっている中で、なんとかぞうりを10足以上直接買い付けしてきました!
1足ずつ全部はまだBASE内にも載せていません。
そして黒台のぞうりはほぼほぼなくなっていますので、ラメぞうりが中心になっています。ちなみにカバー付の晴雨兼用ぞうりも需要がないらしく、作る職人さんがいないらしいです。
このブログの画像に載せているような、柄が入ったぞうりも貴重なので早い者勝ちです(笑)
今は手の込んだ柄入りのぞうりもほとんどないので、無地のラメぞうりがメインになります。
色はキレイな色が多いので、気に入ってはいただけると思いますので、興味のある方はインスタやこちらのブログ、メールででもお伝えいただけましたら画像を何枚か撮ってお送りいたします。
少しづつBASE内にも出品していく予定にもしていますので、新しいぞうりをお求めの方はそちらも楽しみにしていてくださいね♪
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